数字にこだわりたいトラジャ担へ。数字にこだわりたくないトラジャ担へ。
数字を気にするトラジャを嫌だなあと思っていた私が、数字にこだわるトラジャも応援したいと思うようになった経緯の話。
今、トラジャ担の中で「数字にこだわりたい。トラジャ担みんなで頑張ろうよ」と思う人と、「数字数字と言われると引いてしまう。もっと楽しく応援していたい」と思う人が両方いて、少しザワザワした空気になっているのは、みんなが感じていると思う。
このブログは、どちらの人にも向けたメッセージだ。
そして、同時に私自身の心境を記録しておくためのブログでもある。
私もここ一週間、自分の身の振り方に迷っていた。
私はもともとHey! Say! JUMPのファンをしていた。今年の2月にたまたまジャニーズJr.チャンネルを視聴したことをきっかけに、どんどんJr.にハマっていき、その中でもTravis Japan、そして川島如恵留くんに惹かれ、JUMP担との掛け持ちをすることを決意した。
つまり、担歴が長くない。
それが理由なのか、そうじゃないかは分からないけれど、私は如恵留くんの涙を見た時に「この涙は、きっとSixTONESやSnowManのデビューを祝っての涙なんだ。だって如恵留くんはあんなにも人間ができた人で、情に篤い人だから。仲間のデビューを知って、複雑な思いもあったけどやっぱり祝う気持ちが大きくて、今ここでやっと発表されたことに、感極まって涙を流したんだ」と思った。
だから、「もっとトラジャ担頑張らないと」と呼びかける声に、はじめは違和感を覚えたのも事実だ。
なんで?トラジャは今のままでいい。むしろ、数字数字とファンをけしかけない上品なスタイルや、見つけてくれてありがとう、なんて、ファンでいるだけで肯定してもらえる優しい雰囲気に惹かれたんだもん。
トラジャはスノストとは全く違う系統。CDデビューをゴールとするんじゃなくて、もっと先を見据えたマネージメントしてもらってるんじゃないかな。
そもそもCDデビューにこだわる必要ある?CDはもうオワコンだよ。時代はストリーミング。CDはライブ時のグッズとして売ってくれたらいい。きっとトラジャは次世代のデビューの第1号になる。そのために今があるんだと思ってる。
先に世界へ行こう。日本には凱旋しよう。海外アーティストみたいに日本のテレビに招待される側になろう。おもねる必要なんてないよ。
以上の文章は、私が8/8、まだ心の整理がついていない頃に書きなぐったツイートである。
この時は本当に、CDデビューなんて必要ある?数字にこだわるようになってしまったら、トラジャらしさが失われてしまうんじゃないか?と思っていた。
トラジャは私たちが思うよりもっと腹をくくっていて、焦らず、今まで通り、マイペースに自分たちだけのゴールを目指しているんじゃないか?と思っていた。
でも、どうやら違うみたいだと感じ始めたのが、スノストの会見後。
トラジャ以下、ジュニアたちがスノストのデビューを知ったのは発表よりもっと前のことだと思っていたけれど、どうやら私たちと同時に、彼らのデビューを知ったらしい。
配信では如恵留くんだけが泣いていると思っていたけれど、ちゃかちゃん、元太くんも涙を浮かべていたらしい。
サマパラが始まると、トラジャが、あからさまに「数字」「デビュー」と口をそろえて言い始めた。
特に、うみんちゅが痛々しい(レポを読んでの個人の感想です)ほど、ファンのことを煽っている。
「え、焦ってるの?」と戸惑う感情と、「じゃあ、私はトラジャのことを理解してあげられなかった、ファン失格の人間なんだ」と落ち込む感情がない交ぜになった。
少し、意地になってしまった部分もある。
今までの推し方を変えるのにも抵抗があった。
お金ないし。フォロワー数少ないから影響力もないし。時間ないし。
そこまでズブズブ足を取られて行っていいの?報われるか分からないオタク活動に心血を注ぐのは正しいことなの?
今、トラジャ担を辞められたら楽になれるのに。
そう思う夜もあった。
ただ、私がその感情に流されなかったのは、私が勝手にフォローしているトラジャ担の方が、私よりもしんどそうに数字を出そうと頑張っていたからだ。
虎者の再生回数を記録にとり、「今日は伸びが悪いです」「もっとみんな頑張ってよ」と、とても辛そうに訴えていた。
私は普段からその人がとても楽しそうにトラジャを応援している姿を見ていたから、ここで何も言わず、彼女がトラジャ担を諦めてしまったら嫌だなと思い、感謝と応援のマシュマロを送った。
声をかけてくださってありがとうございます、もうちょっと頑張ります。と、返信が返ってきた。
あ、いま私、トラジャ担を辞めるかもしれなかった一人のファンの心をつなぎ留められたかもしれない。そう思った。
これもトラジャを応援することに繋がってるじゃん。
なんだ、私、トラジャ担できてるじゃん。
私はお金も影響力も、時間もない。でも、少しだけ文章を書くことには自信がある。
じゃあ、トラジャを取り上げてくれた番組への感想メールを送ろう。それは、全く苦ではない。むしろ私自身が楽しんでできるオタク活動だ。
ちょうど、情報番組でトラジャが取り上げられる出来事があったので、感想メールを送るフォームのURLに、感想テンプレート例を添えたツイートをした。
たくさんのRT,いいねをいただいた。
これでいいんだ。私、トラジャ担を名乗っていいんだ。
自信がついたら、虎者の動画を何回も再生することにも積極的になれた。
そして、8/14に更新されたのえまる。
ああ、私はこの人が好きなんだ。
改めてそう感じて、トラジャのことを純粋に応援できる、一人のファンに戻れた。
いや、正確に言うと元の自分に戻ったわけではない。トラジャと一緒に数字を追い求められるファンとして、一皮ズルリと剥けていた。
私がふっきれたからと言って、全ての人が今までのトラジャ像と今のトラジャを割り切れるわけではないことも分かっている。
たぶん、トラジャ担の中には「アスリートのようにトラジャを応援する」層が一定数いるんだと思う。
例えば羽生結弦選手のファンは、羽生選手の活躍を見たくてファンをしているわけで。
ファンが羽生選手のグッズを買ったり、たくさんテレビに要望を送ったからと言って、羽生選手の成績があがるわけではない。
羽生選手が活躍するかしないかは全て本人に委ねられていて、ファンは彼を崇拝しながらともに伝説を見守る。
トラジャが与えてくれる幸せを存分に享受していたい、という思い。
それは素晴らしいものだと思う。
そもそも、「ファンに与えるアイドル」と「ファンから与えられるアイドル」だったら、最後に生き残るのは絶対前者だ。
ファンから与えられることに慣れてしまったら、ファンが疲弊したときにすべてが崩壊する。与えることができるトラジャは、アイドルとして高いポテンシャルを持ってる。
だからこそ、私はCDデビューなんてトラジャには必要ないと思ったし、古い体制を変えられないテレビに出るより、YouTubeで彼ららしい姿を発信し続けてほしいと個人的に思っている。
でも、彼らが「デビュー」という言葉にこだわるのは、それが「Travis JapanがTravis Japanでいられるために必要な肩書き」だからだと思う。
「7人がずっと7人でいられる」ための保証として「デビュー」がどうしても欲しいんだと思う。
今、トラジャは変わろうとしてる。
数字にこだわる姿を「汚い」「嫌われる」と自覚しながら、それでもなお、泥臭くあがこうとしている。
今、トラジャは思春期みたいなものだ。
どうにかするためになんでもやる、大人げなく、ただガムシャラにテッペンを目指す。悩んで、もがいて、次のステップへ向かうために一生懸命になっている。
でも、思春期はいつか終わるし、少し遠回りしたって、空回りしたって、彼らの根本は何も変わらないんだよ。
だから、今、Travis Japanを応援したいけど、居心地の悪さを感じている人。
少し離れてもいいから、Travis Japanのことが好きだなって気持ちだけは忘れないでください。
頑張ったら心が疲れてしまう人は、頑張らなくていい。動画も回さなくていいし、グッズも買わなくていい。
それでも、堂々とトラジャ担を名乗ってください。
頑張れる人たちで、トラジャと思春期を脱するから、そのあとでいいから戻ってきてください。
帰る場所を作ります。大手を振って帰ってきてください。
いやいや、みんなで頑張んなきゃダメなんだよ、と思う人も、どうかこらえてほしい。ここで「数字」に違和感を感じる人を切り捨てる選択をしたら、後々のトラジャに絶対悪い影響を及ぼす。
元々トラジャは、パフォーマンスで魅せる、アスリート的な魅力があるグループなんだから、少数のお金を貢ぐファンで支えるより、ファンの母数を、潜在的ファンの母数を増やしていく方が絶対いい。
「CDデビュー」にこだわらなくてもいいほど、Travis Japanを応援する人が増えてくれればいい。
7人が幸せだと感じる未来を願っている。
その想いは、トラジャ担全員の総意。
そのために、新規の人もたくさん入ってきたくなるような、楽しい界隈を目指したい。
ギスギスした空気は、もうやめにしたいな。
とりあえず私は頑張れるオタクになったので、他の人の分まで虎者回してきます。
追記 8/15
想像を超える反応をいただています。ありがとうございます。
今、トラジャ担が頑張って「数字」を出そうとしている動画が下の「虎者」特報です。
8/22までに100万回再生を目指しています。
このブログに行きついた他G担の方。
寄付のつもりで1度再生していただけないでしょうか。
30秒の動画です。
宜しくお願いいたします。
追追記 8/21
無事、サマパラオーラス前日である8/21 午前3時半頃に100万回再生突破いたしました。8/20はサマパラ唯一の休演日だったのですが、朝から再生回数の伸び率が高く、相乗効果で回す人も増え、1日で29万回再生という驚異的な記録を打ち立てました。
奇跡みたいな大逆転ハッピーエンドですが、これは奇跡ではありません。
トラジャ担一人ひとりのNamidaの結晶です。
「頑張れる人でトラジャと思春期を脱するから、頑張ったら疲れてしまう人は動画を回さなくていい」
という、私が勝手に広げた大風呂敷を、トラジャ担の皆様が綺麗に畳んでくださいました。
芸能界という厳しい世界を歩み、さらにネットという大海を御しながら進まなければならないトラジャには、また「数字」という大きな壁が立ちはだかるときがあると思います。
今回頑張れた人も、次の壁が現れたときには、頑張ることが難しい状況になっている可能性もあるでしょう。
でも、大丈夫。
「頑張ると疲れてしまう人は頑張らなくていい。でもトラジャが好きだという気持ちだけは忘れないでいてほしい」
このメッセージに反対するトラジャ担は、私が知る限り誰一人としていませんでした。
だから安心して、休んでいい。
そして、いつでも帰ってきてください。
このブログが、5年後、10年後、20年後のトラジャ担にも届いていればこれ以上幸福なことはありません。
この度は私の話を聞いてくださり、ありがとうございました。