Hey! Say! JUMPのコンサートに行っていきました(まるご)

なぜ人はコンサートに行くのだろうか。

 自分のことを知らない人に会いに行くのだろうか。

 コンサートに行っても、肉眼で彼らの仕草、表情を見ることは難しく、会場にいたとしてもモニター越しでしか彼らの顔を確認することができない。家でDVDを観るのと何が違うのだろうか。

 

 今回はじめてコンサートに参戦し、その理由が少しわかった気がする。

 まず一つは、コンサートというのは公演だけではなく、そこに至るまでの過程がすべてお祭りなのだということ。

 コンサートツアーが発表された時から私たちの夢は始まっている。どこに入れるのか、抽選に受かるか、席はどこか。まるで年始の福袋のように「とりあえず毎年買って楽しむ」ものなのではないだろうか。

 

 当日の会場近辺もお祭り騒ぎである。この年になるとジャニーズ好きというのも少し恥ずかしく感じることもあり、なかなか同志に出会うことは少ない。そのため、東京ドームシティがHey!Say!JUMPのファンで埋め尽くされる光景には圧倒された。同じ人を応援する人がこんなにいるのか。あの人もこの人もみんな彼らのことが好きなのか。普段は敬遠しているキラッキラな女の子にも親近感を抱くこの現象。

 

 そして、一番大きいものは、アイドルたちの生の声が聴けるということよりも、アイドルたちに生の声を届けられるということだった。

 とても月並みな言葉だが、コンサートに参加し、彼らの生身の姿を(たとえ豆粒でも)目視することで、アイドルたちがこの世に存在するのだと、実感した。

 

 顔をさらし、どこにも逃げられない場所で戦うアイドル。テレビでうまく喋れない時もあるだろう、誹謗中傷に苦しむこともあるだろう。そんな彼らが唯一安心して自分のままでいられるのが、このコンサート会場なのではないか。

 この会場にいる人は全員、お金を払ってでも自分に会いたい、自分を愛してくれる人だけなのだ。

 CDの売り上げ、ファンクラブの会員数、出演番組の数……。いろんな数字でアイドルの人気は図られる。しかし、どんな数字よりも一人の笑顔の方が私を元気にしてくれるのだと、私は知っている。

 彼らも同じなのである。

 

 だからファンはコンサートに行く。声の限りに叫ぶ。ペンライトを振り回す。うちわをたくさん作る。だってそれらは、彼らに届いていると実感できるから。彼らに直接届けられるものはそれだけだから。

 

 ペンライトで作られた星空のような光景を、客席から見た。美しいと思った。こんなにファンがいることは素晴らしいことだと思った。自分が埋もれてしまうことは気にならなかった。むしろ、個が埋もれるほどの輝きを作り出せることが、自分がその輝きを作る一員であることが誇らしかった。

 

 だから私はコンサートに行くのだ。

Hey! Say! JUMPのコンサートに行っていきました(まるよん)

 場内の明かりが消え、あたりはペンライトの光だけに包まれた。「キャアアアア」と歓声があがり、直後にモニターがつく。オープニング映像は、Hey!Say!JUMPのメンバーが砂時計をひっくり返していく映像。9人全員が形も大きさも違う砂時計を返し、最後に残った一つを山田涼介が手にとった。その砂時計が手のひらで返され、新たな時を刻みはじめたその時。

 

 パッと目の前が明るくなって、9人がデビュー曲、「Ultra Music Power」と共に登場した。

 

 緊張の糸が解け、涙が溢れた。姿は豆粒ほどに小さい。モニターでしか顔も仕草も確認することができず、コンサートにいるという実感は沸かなかった。それでも、涙が出た。

砂時計型のペンライトを大きく振る。会場内57千のペンライトも私のペンライトと同じようにUMPのフリをなぞるようにして揺れていた。

 

 「Dreams Come Ture」、「Ride With Me」などと続き、コンサートの醍醐味、コール&レスポンスが楽しめる「Viva 9's SOUL」へ。

 私はアルバムにのった2015verしか知らないから2017verは全く分からなかったけど「ちねん!ちねん!」って叫ぶのはDVDで見てた通りだった。すごい!私、今あの場所にいる!と、初めて実感した。

 

 次の曲の途中で、Hey!Say!7(Hey!Say!JUMPの中の弟グループ。山田、知念、中島、岡本で形成)がいなくなっているのに気がついた。かなり早い段階で7コーナーだ。

sweet liar」。7の曲の中でも指折りのエロい曲。たまらん。胸元が大きく開いた赤いシャツの中から程よく筋肉がついた肌をチラつかせつつ、「Ah…」と吐息を漏らす、とにかくエロい。

 

 この曲には「やまちねタイム」が存在する。2番のAメロ途中、山田が知念に真正面から歩み寄り、両手で自分より拳一つぶん小さい知念の頭を包み込んだ。そのまま右手を知念の顎に添え、もうそのまま10センチほど近づいてキスしてくれ!!!!と会場内の誰もが思っただろう、かくいう私もその1人だ、とにかくエロい。好みど真ん中。やまちねは尊い

 

 いや待てよ、やまちねタイムがあるということは、ゆうとりんとけいとりんの「とりんタイム」もあるというわけで、パッとカメラアングルがやまちねからとりんに移り、そちらはそちらでいやらしく指を絡めてカップルつなぎにした手を私たちに見せつけてきた!!!なんたるエロさ。秘密の花園はここであった。

 

 必ずやまちねととりんにしてくるの本当に需要が分かっているとしか思えない。裕翔くんの差し金だと思う。彼はファンの萌えを分かっている。やぶひか強火担だし。

 

 なんて戯言を言っていると、7コーナーが終了し、BESTコーナーに。Hey!Say!BESTは薮、八乙女、伊野尾、有岡、高木の5人で形成されるHey!Say!JUMPの兄グループ。こいつらは去年みたいに本気だせばエロエロイケイケナンバーもこなすくせに、コントにはまっていて、それがBESTらしさだとかのたまう。でも可愛いから許す。コントの内容もかっわいくて、もう5年くらい前から変わってないんじゃないの?非モテメガネ男子の5人がモテる男を目指して修行するってやつだ。一昨年、社会人になってバラバラの人生を歩んでいた彼らが再集結してモテたいというみんなの合言葉を思い出し、また一致団結するというところまでドラマが進んだはずだったのに原点回帰ということでランドセルに黄色い帽子を被って登場。

 

 「ランドセルを前に背負うとカッコいいんだ!」とか馬鹿じゃないか。可愛すぎる。

7コーナーよりもだいぶ時間をかけてBESTコーナーがおわり、ステージに現れたのはドラムセットと裕翔くんだった。

 

 「キャアアアア!」とあがる歓声に目をまん丸にさせて驚く裕翔くん。そしてドラムを少し叩き、またあがる歓声に満面の笑みを見せる。その可愛さに「ぎゃあああっっ!!」と可愛くない歓声があがった。

 

 「かわいい?」と口を動かして聞く裕翔くん。「カワイイーー!!!」と返すファン。突如変貌し、ドラムをドカドカ叩く裕翔くん。「かっこいい?」と口パクで聞いてくるので「カッコイイーーー!!!!」と声を振り絞って叫ぶファン。満足げに口を膨らませ、ドラムのステッキでぶりっこみたいに頬をつつく裕翔くん。天使とは彼のことだ。ファンを翻弄しにかかっている。

 

 裕翔くんのドラムが終わると、バンドコーナーだった。「ありがとう〜世界のどこにいても~」という、彼らが迷走していた時の微妙なA面曲がロックバージョンで鮮やかに変身して演奏されるまさかの展開。

 

 バンドコーナーといえば、最近セトリ落ちしていたが「Dash!」という裕翔くん作詞の曲は欠かせない。なぜなら、途中でソロが入るからだ。

 

 「ドラム、裕翔!」薮くんのコールが入り、ドラムソロの裕翔くん。「ギター、圭人!」薮くんが叫ぶが、ライトが当たったのはベースの光くん。「ギター、圭人!」ともう一度コールが続き、今度こそ圭人くんがギターソロを弾く。あー薮ちゃんやっちゃったなーと、口元がにやけた。何事もなかったかのように「ピアノ、伊野尾!」といのちゃんのソロが続く。メンバーの半分楽器ができるHey!Say!JUMPかっこいい。

 

 そしてそして我らがセンター山田様はサックスが吹けるのだ。サックス。よりによってサックス。「Ignition」というバラードナンバーでサックスを吹く山田涼介に惚れない女などいるのだろうか。

 

 「切なさ、ひきかえに」や「JUMPing CAR」など過去アルバムのみに収録されている曲も披露され、会場のボルテージが上がる中、知念くんが出演する「未成年だけどコドモじゃない」という映画の主題歌、「White love」が流れ始めた!!最新曲!!嵐の「love so sweet 」を彷彿とさせるような恋愛ポップにも関わらず、フォーメーションダンスがキレッキレ

 JUMPのダンスを見ろ!!という強い意志を感じる最近の曲である。

 

 「White love」が終わると、MCコーナーだった。

 Hey!Say!JUMPのコンサートでは、MCコーナーで「疲れるから座ってくださいね〜」と言われる。みんな座る。他のジャニーズもそうなのだろうか。ロックフェスにはない親切さである。女性が多いからかな。

 

 MCコーナーで真っ先に触れられたのは薮くんの名前間違え問題だった。「まっ、それもライブ感ということで!」としれっと許してもらおうとする薮くんと、「俺今日に限ってギターっぽいソロ弾いちゃったからギターに間違われたかな〜?」とよく分からない反省をする光くん。

 

 9人もいると、全員が会話に参加することは難しいのか、誰かが話している最中に後ろの方でコソコソ別の話をしだすメンバーがいる。知念くんといのちゃんのお喋りが見つかり、何を話していたのか聞かれると、「いや、明日も薮くん間違えるかもしれないから楽器持っとかないとなって」と答える知念くん。「「知念、マラカス!」とか言われてね」といのちゃんにフラれ、マラカスをソロで振る真似をする知念くん。

 

 ひとしきりやりたいことが終わるとしばし沈黙が訪れるJUMPMCは相変わらず苦手のよう。しかしここはJUMPのホーム。ファンはみなJUMPのことを笑顔で見守る。

すると、今度は圭人くんが「知念の映画見に行ったよ!」という話題に。圭人くんの語りは可愛いのでニュアンスでできるだけそのままお伝えします。

 

 「あっ、あのねーオレ知念の映画見に行ったよ〜。みせこど。え、ふつーに、渋谷の映画館だよープライベートで。(ファン「えー?!」)ほんとにほんとにー。あのね、すっごいかっこよかった!知念がね、王子様だった!!あの知念がさー。映画館もほとんど満員でさー。たぶん知念のファンなんだろね、ストーリーとは全く関係ないところなんだけど、知念が登場したらヒッて小さい声あげるの。可愛かったなー。(メンバー「お前バレなかったの?」)それがねー、俺の隣の隣の席の人が、JUMPのバッグ持ってて、コンサートのグッズのね。だからファンの子だと思うんだけど、ぜんっぜんバレなかった!!(メンバー「マスクとかしてたんでしょ?」「そうそう、変装してね、だから気づかなかったんだよね」)あー、あのね、髪縛ってた。(メンバー「むしろ顔見せてるじゃねえか!!」)

 

 どうですか。可愛いでしょ。可愛いよね。全然バレない圭人くん可愛い。

 

 後は、今年(2017)何が印象に残ってますか?っていう話で、大ちゃんがメンバー全員坊主姿を披露したmusic.jpCM(裕翔「あのCMを見てね、私も坊主にしよう!ってなった人もいると思うんですけど」大ちゃん「いねえよ!」)「ぷるるん!」のキャッチコピーでグリーンバック撮影をしたコーセーのCMの話をしたり、山田のドラマ、高木のドラマ、紅白の予告宣伝をしたりしてMCは終了。

 

 舞台から姿を消したJUMPたちの代わりにモニターが映像を映し出し、「SUMMARY」について語り出す。

 

 「SUMMARY」は、Hey!Say!JUMPがデビューしてから45年座長を務めたジャニーズのコンサートの一つだ。Hey!Say!JUMPはジャニーズJr.などを率い、歌を歌ってダンスをするエンターテイメントショーを披露した。フライングもするし、綱渡りも空中ブランコも殺陣もする。当時学生だった彼らは夏休みを利用して1ヶ月に50公演近くをこなした。

 JUMPはコンサートで育ったと言われるのはこれが所以である。

 

 曲が流れる中、JUMPが出てきたのはドラゴンを模したゴンドラの上。

 これはSUMMARYの演出で使われていたものだ!知念がドラゴンにさらわれるみたいなストーリーで出てきた気がする!1階席、2階席にお手振りしてくれるJUMPくんたち。メンステに戻った彼らは和傘を使ってパフォーマンスをする。着物風の衣装から、舞台上で銀色の祭り衣装へ。さらにメンバーカラーの腰巻きがマジックみたいに出現し、これで終わりかと思ったら上着を脱いで彼らが上裸に!!!

 

 会場には今までで1番大きい歓声がドームを突き破らんばかりに溢れる。鮮やかな衣装チェンジは歌舞伎を見ているようだった。上裸のままセンステに移り、和太鼓を叩き出すHey!Say!JUMP。帝国の国をHey!Say!JUMPで全部賄うみたいな、贅沢な光景。それもつかのま、次の曲では、パーカー、MA-1、ミリタリーなど、ジャスティン・ビーバーみたいな格好で出てくるHey!Say!JUMP!そして「I/O」というこのツアーのリード曲!1番盛り上がるところでその曲チョイスしてくるのずるい。

 

 コンサートはクライマックスを迎え、ついにきました。10周年メドレー!2007年からその年に出た曲を10曲連続で歌う夢のようなメドレー!「情熱JUMP」とか、カップリングの曲も歌ってとても懐かしかった!!

 

 そして運命の時がやってきた。

 たしか、2015年、「Chau#」の歌唱中だったと思う。トロッコに乗って、知念くんが今コンサート中1番近くにやってきた!!

 

 うちわをブンブン振り回し、声の限りに彼の名前を呼ぶ。

「推し」には大きな力があるのだと、この時に知った。他の誰が近くに来て、手を振り、笑顔を振りまいてくれても、涙が出ることはなかった。

 みんな好き、と思っているはずなのに、「推し」が目の前にやって来た時、その圧倒的な感動に涙腺が決壊した。たった一瞬でも、表情が肉眼で見えなくても、その感動が薄れることはなかった。コンサートの真髄はここにあった。

 

 コンサートのラストは、「H.our time

 メンバーの岡本が作曲し 、Hey!Say!JUMP全員で作詞したアニバーサリーソング。ちょっと歌詞を見て欲しい。

 

 「何も知らず歩き向かった先に かけがえのない僕らの居場所が生まれた」

 「ただそこにいるだけの人 自分だけの暗い世界から ただ傍にいてくれる人 進む意味教えてくれたね」

 Jr.時代、グループも経歴も全く違った10人が集められ、生まれたHey!Say!JUMP10年経ってやっとメンバーとの絆を感じられるようになった彼らの歴史が見える。

 

 「正直つまづいた時もあった10年 理想とは違って」

 「悔しくて見返したくて きっとこんなはずじゃないって」

 10周年の頃には、きっと大きな存在になっているんだろうなと漠然と思っていた。だって憧れの嵐は10周年の前にすでに国立競技場でのコンサートを成功させるなど活躍していたから。とは知念くんの弁だが、確かに10年という重みのある言葉に比べ、彼らの存在はまだまだ世間に浸透していないように思える。こんなはずじゃない、と悔しさを滲ませるのは、空席に風船を詰め、自分たちの力では東京ドームを埋められないと痛感した数年前の記憶があるからだろうか。

 東京ドームを3日間、ファンでいっぱいにする今でさえ彼らは満足していない。まだまだこれから、さらなる飛躍を信じて進化し続けているのだ。

 

 「忘れないから 忘れないでね」

 サビに含まれ、何度も繰り返されるこの歌詞。

 アイドルは絶対的に「与える」立場にある。私たちはアイドルを好きになり、応援し、そして飽きたらそっと離れることもできる。心無い言葉で傷つけようとする人もいるだろう。

 

 対し、アイドルはファンを選ぶことができない。誰に対しても笑顔を振りまき、応援してくれることに感謝することはできても、離れたファンを責めることはできない。ファンに期待をしてはいけない。

 そんな彼らが私たちに言うのだ。

 

 「忘れないでね」

 もっと活躍してね、かっこいいままでいてね、メンバーは仲良しでいてね、結婚しないでね、私がファンでいる間はアイドルをやめないでね

 同じ1人の人間に、ファンは時に人権をも犯し得る過剰な期待をする。偶像と呼ばれるアイドルはそれを笑顔で受け止めるのみのはずだった。

 

「忘れないでね」

 なんと切なく、健気な言葉だろうか。

 10周年アニバーサリーにこんな素敵な曲を作ってくれてありがとう。

 会場が感動の渦に包まれ、いのちゃんはそっと涙を流していた。

 

 薮くんが最後の挨拶を述べる。この最後の挨拶を、薮くんは影で練習しているらしい。夢をありがとう。感動をありがとう。

 

 ありがとうがたくさん溢れて、胸がいっぱいになった。

 

 アンコールがあがり、コンサートTシャツを着たHey!Say!JUMPたちが現れる。3曲を歌って夢の時間は終わりを告げた。

 

 

Hey! Say! JUMPのコンサートに行っていきました(まるさん)

 とうとう、当日レポです。

 

 12/29 @東京ドーム

 

 9:30くらいに家を出てTXに乗りました。デジタルチケットだったのでスマホの充電を切らしてはいけないと思いつつTwitterで現場の状況を確認したくなる。思えばこの時から緊張していたのかもしれません。

 

 リュックには昨日唐突に思い立って作った「知念くん」のうちわ。これを20の私が振るのは大丈夫か?と思いながらせっかく初めてのコンサートだからと自分を納得させる。

 

 新御徒町で降りて大江戸線に乗る。春日駅で降りて少し歩くともう東京ドームが見えてくる。物販開始から1時間が経った11:00。物販の列は25ゲートから24ゲートまでぐるりと東京ドームを囲んでいた。物販は22ゲート近くでも販売しているらしい。

 

 2時間くらい並んだ。パンフレット、タオル、ペンライト、フォトブックなどお目当のグッズを買う。Tシャツにも心を奪われたけど、それよりもJUMPファン予備軍へのお土産を買おうと裕翔くんと圭人くんのフォトセを購入。2人のグッズを買うのに担のグッズを買わないのは筋が違う気がしてビジュが最高だった知念くんのポスターも購入した。

 

 それから16:00の開場まで東京ドームシティで時間を潰す。東京ドームシティにいる3分の2くらいの人間がグッズのショッピングバッグを肩から下げ、ブランケットを羽織り、ポスターやうちわをカバンから覗かせている。

 

 ご飯どころも激コミで、物販列に並び慣れたファンたちが2時間待ちを物ともせず並んでいた。

 

 私はちょうど隠れた場所にあった純豆腐に滑り込む。そこで出された紙ナプキンには、Hey!Say!JUMP anniversary LIVE 2017-2018という文字と、コンサートのロゴが。東京ドームシティ全体がお祭り会場だ。

 

 覚悟はしていたがトイレはどこも長蛇の列だった。ドームに近づけば近づくほど列は長くなるので、少し離れた場所にトイレを見つけ、準備は万端。

 

 いよいよ16時。24ゲートから会場に入る。

 

 座席は3塁側1階の真ん中ほど。前に座席がなく、初めてにしてはとても良い席だったと思う。

 

 ステージは時計や今コンサートのモチーフである砂時計が形取られていた。

 時計の針は924分で止まっている。924日。Hey!Say!JUMPの結成が発表された日だ。

 

 うちわとペンライトを取り出し、タオルを肩にかけてその時を待つ。

 途中、場内アナウンスが流れた。カメラでの撮影は禁止、席に留まってライブをお楽しみくださいなど口上が述べられ、その直後だった。

 

 ふっと会場の5箇所にあるモニターが真っ黒になった。先ほどまでコンサートロゴが映し出されていたのに。

 

 流れたのは「映画 鋼の錬金術師」の予告。そして「未成年だけどコドモじゃない」、「揉み消して、冬」の予告が続く。山田と知念の出演作だ。

わぁっと歓声があがった。すでにライブは始まっているのだ。いつも心の内であげている歓声を声に出せる空間がとても心地よかった。

 

 私の後ろ側の席から「JUMPJUMP!」とJUMPコールが聞こえてくる。何度も消えかけては復活し、一緒に声を出す勇気がない私も「頑張れ、頑張れ」と念じていた。

 

 開演5分前になる。席から立ち上がった私の緊張はピークに達していた。深呼吸してと言われてもこれ以上息を吸い込んだら反動で吐いてしまいそうな、喉仏まで何かがせり上がっているような、そんな緊張。肺に詰まった空気を抜くように「JUMPJUMP」と声を出す。

 

 そして、ついにその時がやってきた。

Hey! Say! JUMPのライブに行っていきました(まるに)

 ここからは、私から見たアイドルの、Hey!Say!JUMPの魅力について語っていきたいと思います。

 

 一つ目にして最大の魅力。

 それは供給の多さ。

 

 俳優さんや声優さんはお芝居が本業だし、芸人さんは漫才やコントが本業ですから、そこに萌えを見い出すのは私たち自身の根気にかかっています。

 しかし、アイドルの本業は「たくさんの人に好きになってもらうこと」「ファンを喜ばせること」ですから、供給が多いことは自然の摂理なわけです。

 

 毎年アルバムが発売されます。毎年コンサートをします。翌年にDVDが出ます。CMタイアップ、出演作主題歌などなどでシングルは3ヶ月に1枚出ます。毎月4冊のアイドル誌が発行されます。ファッション誌やテレビ誌にも彼らの顔が載ります。毎週冠番組が放送されます。レギュラー番組も多いです。ドラマや映画に引っ張りだこです。番宣でさらに露出が増えます。キリがありません。そして私たちファンが頑張れば頑張るほど、彼らの人気が上がれば上がるほど供給が増える分かりやすい設定。

 連載終了、最終回のない安定した供給です。

 

 もちろん、彼らにも不遇の時代はありました。私はずるい立ち位置にいるファンかもしれません。8年前に1年間ファンをやっていたおかげで多少の古参感を保ちつつ、実際は2年前、彼らの人気が上がりはじめた頃に出戻り、10周年に間に合った新規とも古参とも中堅とも言えない中途半端な立ち位置です。

 

 でも、だからこそ語らせてください。「今」の彼らの魅力を。私が彼らの世界に引き戻された所以を。

 

 二つ目の魅力は仲の良さとアイドルらしさです。

 この魅力は私がBL好きだからかもしれない。

 男の子が仲良くわちゃわちゃしてる画ってよくない?いいよね。

 

 Hey!Say!JUMPはちっちゃい時からずっと一緒なので自他共に認める仲良しグループでメンバー同士の絡みが多いです。それも、恥ずかしがりながらとか、口には出さないけど態度でわかるとかじゃない。臆面もなく「俺はメンバーがいなかったら生きていけない」とか言う。

 

 男の子9人も集まれば男子校の昼休みみたいにアホなことして(はたから見てそんなに面白くないところがまたリアル)盛り上がったり、ごっこ遊びしたりする。

(腐女子のみんな!騙されたと思って一回こっち来てみ!沼だから!!ナマモノ無理な人でもうちの子たちみんな2次元ばりの綺麗な顔してるから!案外大丈夫かもしれないから来てみてよ!)

 

 そして、テレビになかなか出られずライブばかりしていたせいか歌中のカメラアピが異様にうまい。自分の魅せ方分かってる。

 

 メンバー同士で絡むと沸くのが分かってるから顎クイとかバックハグとか頭ぽんとかとにかくなんでもする。そこらへんのアイドルとしての突き抜け感、開き直り感は他では味わえない。私情だが、やまちねはいいぞ。

 

 3つ目。上2つは他のアイドルグループにも当てはまるかもしれない魅力ですが、Hey!Say!JUMPの魅力は最後のこれが1番だと思っています。

 

 彼らは今も成長していること。

 

 そしてそれが、私と同じ1人の人間の努力なんだっていうこと。

10年の時をかけて彼らは大きく成長してきました。見た目も変わったし声も変わったしダンスも変わったし話す言葉も変わった。

 

 でも、まだ十分じゃない。Hey!Say!JUMPの誰もがそう言います。

ファンである私もそう思う。トークはキレがなくて内輪ネタが多いし、ここぞという時に決めきれないことが多い。

 

 Hey!Say!JUMPは内弁慶だ。身内の中ならあんなにも輝くことができるのに、一度外に出るとどうしても小さく留まってしまう。メンバーの仲が良すぎて、箱庭の中だけに収まってそれで満足してしまうところがある。

 

 それはそれで誰にも入れない排他的な領域が堪らんのだけれど、たまに残念に思うことがある。ああ、また失敗しちゃった、と。与えられる役割が重くてもそれを完璧にやり切ってしまう嵐のような安心感、カリスマ性は今のHey!Say!JUMPにはない。

 

 でも、そこが魅力なんだと思う。いつか本当に大きな存在になれたときに「おめでとう」「ずっと見てたよ」って言いたいから、彼らから目が離せないんだ。

 

 福原愛ちゃんが国民の娘と呼ばれて結婚を祝われていたけど、Hey!Say!JUMPは国民の孫となり得る存在だと思う。

Hey! Say! JUMPのコンサートに行ってきました(まるいち)

 先日、人生で初めてライブというものに行って来まして、そして今人生で初めてレポなるものを書いています。

 

 しかし、私が初めて行くライブがまさかジャニーズのコンサートになるとは思っていませんでした。

 

 私がHey!Say!JUMPと出会ったのは中学1年生の時。中学の頃は何事にもすぐにハマり、すぐに順応する人間だったため、早速アルバムを聴き、ライブDVDを観て、友達が山田涼介が好きと言っていたのでじゃあ私は次に目立ってる知念くんかななんてそんな軽い気持ちでファンを始めました。

 

 当時Hey!Say!JUMPは結成3年目。シングルでは「ありがとう〜世界のどこにいても〜」が発売された頃でした。

 

 私が何度もDVDを流すせいで小学生だった弟がダンスを覚え、母がこれはジャニーズ入りも夢ではない?!なんてはしゃいだりしていました。

 

 中学2年にあがり、Hey!Say!JUMPを教えてくれた友達とクラスが離れてしまいました。

 

 そこから急速にHey!Say!JUMP熱は下がり、その友達に誕生日プレゼントとして「OVER」のCDをプレゼントされた時も「あー、CDか」ぐらいにしか思いませんでした。 

 

 たまに廊下で会う彼女と森本龍太郎が未成年タバコで脱退した事件について話したりしましたが、その頃私は漫画とアニメとBLとボカロとBLと声優に夢中で、いわゆる狭義の「オタク」と化していました。小6まで漫画を買ったことがなかった純文学少女だったのに。なぜ。

 

 私の興味は次々と移り変わっていきました。D-Gray man銀魂黒子のバスケ、ぐるたみん、図書館戦争pixiv暁のヨナ下野紘、しもかじ

 

 お笑いにハマってNONSTYLEの動画や本やDVDや二次小説を漁った覚えもあります。フィギュアスケートが好きで羽生くんとフェルナンデスのハグに胸を熱くさせた覚えもあります。

 

 これらは決して排他的に私の興味を支配していたのではなく、同時進行で好きだったり、一つの好きから新たな好きが生まれたり、他方の好きのクレッシェンドともう一方の好きのデクレッシェンドが重なったりしていました。

 

 そんな私の興味がひと段落した時期がありました。ちょうどAC入試で筑波大学への合格が決まり、暇を持て余していた頃。NONSTYLEの動画も見尽くしたし、黄笠は原作の完結とともに供給が少なくなったし、声優さんはメディア露出限られてるし

私は新たな「好き」に飢えていました。もっと言うなら、私は新たな「萌え」に飢えていました。

 

 あーー、なんかハマれる萌えないかなー。

 

 いえ、この際本音を言いましょう。すぐに尽きない良いホモはないかなーーって思ってました。

 

 その時、思い出したんです。あ、そういえば私Hey!Say!JUMPが好きだったな。

山田くんと知念くんって可愛かったよなー。知念くんが好きだったっけ。CDも一枚持ってるんだよな。

 

 もしかしたらだよ、ジャニーズファンはキラキラした女の子ばっかりだからそんなことないかもしれないけど、もしかしたらジャニーズファンの中にもBL好きはいるかもしれない!

 

 山田知念だからさしずめカップリング名は「やまちね」………

 

 ありました。しかもわんさかと出てきました。お宝掘り当てました。石油です。溢れんばかりにこれでもかと供給されました。

 

 興奮冷めやらぬまま、年末のミュージックステーションクリスマススペシャルライブを見ます。

 

 流れた楽曲は「キミアトラクション」

 

 可愛い。可愛いのに……かっこいい!!

 

 私の記憶にあった彼らは10代の初々しい男の子。ライブで「愛してるよ!」なんて煽りを入れても「またまた〜!そんな背伸びしたこと言って!」てな感じにこそばゆさを感じさせてくれた少年たち。

 

 それが!大人の男になって!「キミがNo.1」って言うんです。

しかしですよ、私は10代の頃の彼らを知っているのでカッコよくなった!って思うけど、普通に考えて20代男子がキラッキラでパステルカラーな王子様の衣装着て頭に王冠なんて被って(被ってなかったかもしれないけど私の目には見えた)「やっぱりキミがNo.1!」って正気か?私の周りの2325って4年生、院生の先輩とかですよ?想像してみてください?

 

 それが成り立つ恐るべき可愛さ。Hey!Say!JUMP最強。カッコよくて可愛い。全知全能の存在。

 

 こうして私はHey!Say!JUMPに再びハマることとなったわけです。

ドラマ感想 母になる

実はHey! Say! JUMPファンの私。

中島裕翔くんが出演していたこちらのドラマも見ていました。

 

母になる (日テレ 火曜22時~)

育ての親と生みの親、どちらを選ぶ?

この選択を迫られた昼ドラの主人公は数知れず。

しかし大抵その答えは「血より絆。育ててくれた親が一番」ですよね。

だから、生みの親はなんとなく子どもを奪いに来る悪者のイメージがある。

そのイメージの逆をつき、生みの親側の苦悩を描いた「母になる」

個人的な感想ですが、私は母にコンプレックスを持っているため、こういう家族ものにとても弱いんです。半数以上の話はボロボロ泣いていました。

 

沢尻エリカもさらなるところ、私は「育ての親」側の小池栄子の演技力に脱帽でした。

不安定な精神状態と愛ゆえの暴走。

現実世界には無理のある設定が、役者陣の卓越した演技力で凄みを増していたと思います。

 

一番胸に刺さったのはナウ先輩の言葉。

「家族はこれからいくらだって作れる。でも、生んでくれた母親だけは世界でたった一人しかいない」

確かになあ。どんな親でも、自分を生んでくれたことにかわりはなく、どんな親でもそれは自分のたった一人の生みの親なんだなあ。

「母になる」ことだけではなく、「子どもになる」ことについても教えてくれた作品だったと思います。

総括。

ベタな設定に新たな視点で画期的な作品に

 

最後に、裕翔くんかっこよかったよ!カンちゃんの声を聞いてあげられなかった自分に後悔する木野さんの儚げな魅力が出てました。さすが演技班!

ドラマ感想 恋がヘタでも生きてます

こんにちは。今回総括するのはこちら。

恋がヘタでも生きてます (日テレ 木曜24時~)

時間が遅いこともあって大抵Tverでの視聴でした。

原作漫画も3巻くらいまで読んでて、主人公のキャラが好きだった覚えがあったので見始めました。

まず特筆すべきなのは田中圭が可愛い!

東京タラレバ娘の時も思っていましたが田中圭は可愛い。

私にとっては図書館戦争の小牧教官のイメージが強い田中圭ですが、彼は少し余裕があるようにみせて少年ぽさも垣間見える年上ワンコ系男子が超ハマリ役!

主演の高梨臨さんも、仕事が出来るバリバリキャリアウーマンながら不器用で女としての愛嬌も窺わせるとても好感の持てる主人公でよかった。

千尋の可憐さもとてもよく表現されてました。まさに大和撫子。そりゃあ男も惚れるって。

後輩くんもかっこよかったですね!健気な純愛が胸に迫りました。

総じて、素敵なキャラクターを生き生きと役者陣が演じて毎回心揺さぶられる楽しい恋愛ドラマでした。

しかし、総括は別の所にあるんです。

橋本の完全勝利

なんなんですかアイツ!あんだけ上手い汁をすすっておいて最後までかっさらっていったなんて!

「俺は恋がヘタだ。だから、結婚しよう」

素敵すぎるでしょ!かっこよすぎるし可愛すぎるでしょ橋本!

最後の最後にデレをみせた完璧なツンデレ、橋本。お前の勝利だ。

続編も見たくなる面白さでした。